現実はそんなもん

崇高な仕事、社会の役に立つ仕事、そんな実感を得ながら仕事をしている若手社員が果たしてどれくらいいるのだろうか。

 

最初は皆地味な仕事から始まっていく。段々と立場が上がるにつれて、現場や下っ端の意識から管理者意識に変わっていく。そうすると会社全体を鮮明に見ることができる。会社全体を見ると業界全体を見られるようになる。そうすると自分が社会とどのように関わっているのかというのが少しずつ見えてくるのだろう。

 

新人のくせして、社会貢献できてないだのウジウジ言っててもしょうがないのだ。身の程を知れ。

 

今の私ははっきり言ってぬるま湯に浸かっている。毎日辛いだのなんだの言っているが、私よりも辛くて難しい仕事など五万とある。例えば医者などは、私とは比べ物にならないほど責任が重く、難しく、辛い仕事をしている。汚いこともたくさんある。うんこどころか、臓器を触るのだからそりゃもう大変だ。

 

私には辛いなどという権利はない。まだまだ甘い。現実がまだ見えていない。井の中の蛙大海を知らず。